例年アメリカ・カリフォルニア州アナハイムで行われる"Winter NAMM Show"。昨年とは違い、今年はカリフォルニアらしい晴天に恵まれ、会場となるアナハイムコンベンションセンター周辺も、緩やかに降り注ぐ明るい陽射しと所々から聴こえてくる陽気な音楽が印象的でした。
1Fメインホール、Cブロックのブース#5326に陣取る「Rickenbacker」のブースは、今年もアクリルディスプレイを存分に駆使し、透明感と清潔感のあるブース造りが印象的。単に派手に人目を引くような手法ではなく、都会的なセンスを感じさせるお洒落な空間と、ギター自体が持っている色合いやボディラインの美しさがマッチし、互いを一層際立たせているのが、いかにもRickenbackerらしい。
長い歴史も持つ西海岸のギターメーカーらしく、歴史を感じさせる品のある重厚さと、輝きのある透明感に溢れた印象は、まさに現在のRickenbackerのキャラクターとしても絶妙。現在の最高経営責任者:John Hall氏も、70歳を超える年齢ながら、お洒落でセンスに満ち溢れた感性の持ち主で、そんな彼の佇まいがRickenbackerの今を表しているのかもしれません。
また、Rickenbackerではめずらしく、2014年の新製品が発表されました。その名も「W Series」!Model 330、360、4003をベースに、通常 Maple材が使用されているボディ部分に、マテリアルとして"Walnut"が採用され、フィンガーボードには Mapleを使用。フィニッシュは、オイルフィニッシュによるマット仕上げで、まさにナチュラル。
ルックス的には、マテリアルの持つ素性を生かしたコントラストの効いたビジュアルが印象的!現地で試奏したサウンドも非常に特徴的で、Walnutによってもたらされたライトウェイトとオイルフィニッシュが、カラッっとした歯切れの良いトーンとダイレクト感を生み出し、レギュラースペックに比較してブライトな印象。また、オイルフィニッシュによるネックフィーリングの良さも特徴的。
今回発表となったモデルは以下の通りですが、国内取扱いモデルや国内価格・入荷時期などの詳細は、後日あらためて発表となりますので、ご期待を!
Model 330 Walnut
Model 330/12 Walnut
Model 360 Walnut
Model 360/12 Walnut
Model 4003 Walnut